ジェンチャン・ベンチャー教授が国家功労勲章を受章 [fr]

 フィリップ・セトン駐日フランス大使は3月18日、東京大学のジェンチャン・ベンチャー教授に国家功労勲章オフィシエを伝達しました。

ジェンチャン・ベンチャー教授とフィリップ・セトン大使
ジェンチャン・ベンチャー教授とフィリップ・セトン大使
© 在日フランス大使館
ロボット工学ラボを主宰する東京大学のジェンチャン・ベンチャー教授
ロボット工学ラボを主宰する東京大学のジェンチャン・ベンチャー教授
© 在日フランス大使館
セトン大使がジェンチャン・ベンチャー教授に国家功労勲章オフィシエを伝達
セトン大使がジェンチャン・ベンチャー教授に国家功労勲章オフィシエを伝達
© 在日フランス大使館

 

 2003年にナント中央理工科学校でロボット工学の博士号を取得したベンチャー氏は、翌年に日本学術振興会の資金を得て、東京大学にて筋骨格ロボットのモデリングと制御の研究を行いました。2009年に東京農工大学准教授に就任、ロボット・人間工学に特化した国際的な研究グループである自身のロボット工学研究室GVLabを開きました。2016年、同大学の卓越教授に就任、2022年には教授として東京大学に着任し、新たな研究室を主宰します。

 ベンチャー教授は長年にわたり、とりわけAIST-CNRSロボット工学連携研究ラボ(JRL)の研究メンバーとして、あるいはOrange Lab などのフランス企業との協力を通して日仏協力に尽力してきました。さらに、東京農工大学とフランスの複数の高等教育機関(ナント中央理工科学校、パリ=エスト大学クレテイユ校、グルノーブル・アルプ大学、モンペリエ大学、ENSTAパリテック、Strateデザイン学校など)との協定締結でも指導力を発揮しました。

 2018年からは、在日フランス大使館の支援を得て、2年に1度、学際的ワークショップ「エコティック」を開催しています。第3回ワークショップは、状況が許せばこの5月に開かれる予定です。

 今回の叙勲式では、ベンチャー教授の輝かしい経歴と、ロボット工学分野における日仏両国の交流強化への貢献に焦点が当てられました。

最終更新日 03/01/2023

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