仏・イラン首脳電話会談 [fr]

 エマニュエル・マクロン大統領は7月29日、イラン・イスラム共和国のマスード・ペゼシュキアン大統領と電話会談を行いました。

 マクロン大統領は公表されたイラン大統領選挙の結果を認め、イラン・イスラム共和国の大統領に就任したマスード・ペゼシュキアン氏に祝意を表しました。こうした文脈において、マクロン大統領はイラン当局に対する期待が大きく、懸念事項が多く、対立が深いことを強調しました。真の変化が必要です。

 マクロン大統領は特に、2年前からイランの刑務所で人質として不当に拘束されているフランス人3人の即時解放が避けて通れない要求であり、両国関係改善の必須条件であることを強調しました。

 その上で、多くの人命を奪ったヒズボラによるマジュダル・シャムス村への攻撃を受け、イスラエル・レバノン間の緊張の高まりに対する極めて強い懸念を伝えました。地域の軍事的エスカレーションを回避するため、あらゆる手段が尽くされなければならず、イランにはこの件について、不安定化を招くアクターに対する支援を停止し、自制を呼びかけることで、果たすべき役割があることを強調しました。フランスはエスカレーション脱却に向けて尽力し、地域に壊滅的な結果をもたらす戦争を回避するため、すべての当事者と連絡を取り合っています。

 マクロン大統領はペゼシュキアン新大統領に対し、ロシアによるウクライナ侵略戦争へのイラン・イスラム共和国の支援継続についても警告を発しました。

 マクロン大統領はペゼシュキアン大統領に対し、イラン核計画の憂慮すべきエスカレーションに終止符を打つとともに、国際原子力機関に全面的に協力するよう求めました。その上で、外交的解決に向けてパートナーとともにコミットするフランスの姿勢を重ねて表明しました。

 フランスはすべての対立の解決を円滑に進め、地域の安全と安定に貢献するため、ペゼシュキアン新大統領と協力する用意があります。

最終更新日 31/07/2024

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