対北朝鮮制裁の履行と制裁回避対策に貢献するフランス [fr]
アジア太平洋地域に展開中のフランス海軍フリゲート艦「プレリアル」は、北朝鮮による国連安全保障理事会の制裁回避に対する警戒監視活動に参加しています。
北朝鮮は2006年以降、同国が1985年に署名した核兵器不拡散条約(NPT)と国連安保理の複数の決議に違反して、6回の核実験を実施しました。加えて、大規模な弾道ミサイル計画も継続しています。これらの大量破壊兵器計画の進展そのものが、国際的核不拡散体制と国連安保理諸決議に違反しています。それと同時に国際安全保障全体を脆弱化させています。
フランスは2月9日から、北朝鮮の制裁回避に対する警戒監視活動にフリゲート艦「プレリアル」を派遣しています。今回の派遣は、日本を含むパートナー諸国と連携して、国際法を遵守させるというフランスの意思の表れです。これはインド太平洋地域の安全保障のための我が国の行動の一側面です。
フランスは今回のフリゲート艦展開にあたり、日本の後方支援を受けました。このことは両国関係の強固さと、ますます向上するインターオペラビリティ(相互運用性)を示すものです。