フランス文学の祭典「フランス読書の秋2024」 [fr]

 アンスティチュ・フランセ主催のフランス文学の祭典「フランス読書の秋2024」が10月11日(金)から11月30日(土)まで開催されます。フランスの書籍見本市に着想を得た今回は、一般向け、業界関係者向けに多彩なプログラムを展開します。

フランス文学の祭典「フランス読書の秋2024」、第17回はフランスの「サロン・デュ・リーヴル」風 - JPEG

「フランス読書の秋」とは

 「読書の秋」は2008年より毎年、日本各地のフランス文化機関ネットワークで開催されるフランス文学の祭典です。東京、横浜、名古屋、大阪、京都、福岡、札幌、仙台で開催されるさまざまなイベントを通して、フランスとフランス語圏の現代文学の豊かさと多様性をできるだけ多くの読者に紹介することを目的とします。加えて、好調なフランス語書籍の邦訳出版(多くの出版社から年間200冊以上)を紹介し、出版関係者を支援することも目的とします。

出版業界の革新的手法と最新トレンドに焦点を当てる特別な「フランス読書の秋2024」

 「フランス読書の秋2024」は特別です。というのも、まったく新しいスタイルの「フランス流」書籍見本市が東京で初開催されるからです。一般財団法人出版文化産業振興財団の協力のもと、作家と一般読者を結ぶ従来のイベントや出版業界関係者(書店、出版社、図書館員)向けプログラムが複数の会場で開催されます。この新しい方向性は、アンスティチュ・フランセが日本で取り組むフランス語書籍支援政策に基づき、日仏の出版業界関係者の関係を強化し、発展させることが狙いです。

プログラムと招へい作家

 今秋は2023年アカデミー・フランセーズ小説大賞受賞者でゴンクール賞日本ファイナリスト作家の小説家ドミニク・バルベリスをはじめ、ユーモラスで美しい絵柄で高い評価を得ている絵本イラストレーターのジョエル・ジョリヴェ、「読み始めたら止まらない」ミステリー小説家ジャン=クリストフ・グランジェ、フランスの漫画の先駆者ルノー・ルメール、バンド・デシネ作家で脚本家のダヴィー・ムーリエ、バンド・デシネの脚本家フレデリック・アントワン、日本を研究対象とする人類学者アニエス・ジヤールなど、ほぼすべての文学ジャンルの作家が招へいされます。

 「フランス読書の秋2024」の全プログラムは、アンスティチュ・フランセ公式ホームページをご覧ください。

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 本イベントは笹川日仏財団の協賛を得て開催されます。

最終更新日 15/10/2024

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