ローラン・ピック新駐日フランス大使のメッセージ [fr]

メッセージ全文

 皆さん

 このたび駐日フランス大使に着任したローラン・ピックです。こうして東京に来て、皆さんとご一緒できることは、私にとって大変光栄なことです。皆さんに一言ごあいさつしたいと思います。

 何よりもまず、私の使命の背景について申し上げます。フランスは世界に開かれた国、ヨーロッパに積極的に関与する国、改革を続行することで、ヨーロッパにおいて強い国であり続けるという選択をしました。もちろん皆さんもご存じのように、世界は危険な状態にあり、私たち全員がテロに直面しています。フランスは国民の安全とともに、外国人旅行者の安全を確保しながら、テロに立ち向かうことができました。私たちはとりわけ日本人をはじめとする外国人旅行者が常に増えてほしいと願っています。

 地域の緊張も絶えません。例えば北朝鮮のように、日本周辺地域も例外ではありません。もちろん国際的なガバナンスの問題もあります。近年では、それが拠って立つ基礎を疑問視する向きも一部にあります。とはいえ共通の問題には、多国間主義と法律優位の原則に基づく集団的解決策が必要であるということは明らかです。

 これらすべての問題について、フランスと日本は特別なパートナーシップを結びました。両国はこれらの課題に手を携えて対応する能力があります。この特別なパートナーシップは、あらゆる答えをもたらします。すべての分野でこのパートナーシップを発展させるのは私たちです。何よりもまず、両国の最もハイレベルな当局者間の緊密な政治対話を通して行います。エマニュエル・マクロン大統領は就任後すぐに安倍晋三総理大臣と会談しました。2018年に予定される会合の準備に今や取り組む必要があります。

 国際安全保障分野では、日本が今年末まで非常任理事国を務める国連安全保障理事会で、両国は緊密に協力しました。数多くの枠組みが制度化されました。その一例として、日仏外務・防衛閣僚会合、いわゆる2プラス2があります。この枠組みが継続され、具体的な計画につながらなければなりません。

 経済分野では、貿易や投資に関する両国関係が強化されました。日仏イノベーション年のおかげで、フランスは未来に目を向ける国であることを示すことができました。これらの革新的な分野を発展させ続けるとともに、両国間の経済関係と模範的な科学技術協力の有効な組み合わせを活用し続ける必要があります。ヨーロッパ連合(EU)と日本の経済連携協定(EPA)交渉は、互恵性に基づくバランスのとれた協定になれば、日仏の企業にとって、両国間の貿易からあらゆる利益を引き出すことができるでしょう。

 文化分野において、フランスと日本は文化的側面をそれぞれのモデルの中心に据えました。これに基づいて、すべての芸術文化分野、大学間交流分野において、交流や往来が異例ともいえるほど活発に行われています。これらの交流には常に新しい風が吹き込まれています。日本の提唱で、来年には日本文化をフランスに紹介する「ジャポニスム2018」が始まります。フランスも遅れをとることなく、日仏友好160周年を祝います。

 無論、スポーツについて触れずに終わるわけにはいきません。というのも、2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会の開催が、あらゆる分野で数多くの両国間パートナーシップを生み出す機会となるからです。フランス全国民が願うように、もし2024年オリンピック・パラリンピック競技大会がパリで開催されることになれば、このパートナーシップを増やす機会は最大限に拡大されます。

 私の使命は、すべての分野で日仏協力の可能性を探るとともに、両国間の相互理解を促進することです。私の役割は、大使館をはじめ、在京都フランス総領事館、すべての在日フランス関係機関で構成されるフランス・ネットワークを調整し、活性化することです。経済界、市民社会、文化界、大学界のパートナーの方々、皆さん一人ひとりと緊密に協力して取り組みを進めることでもあります。

 大使館は皆さんに開かれています。皆さんの声に耳を傾け、皆さんの要望に善処します。当然のことながら、在日フランス人もそこに含まれます。皆さん一人ひとりが、フランスの支援を常に期待することができるでしょう。私を当てにしてくださって結構です。お分かりのように、私は大いなる謙虚さ、信頼感、熱意をもって、この職務に取りかかります。ありがとうございました。日仏友好関係の恒久的な発展を祈念します。よろしくお願いします。

最終更新日 07/07/2017

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