千代田テクノルの細田敏和会長が国家功労勲章を受章 [fr]

 千代田テクノルの細田敏和会長が2月27日、フランス大使公邸で行われた叙勲式で、ローラン・ピック駐日フランス大使により国家功労勲章シュヴァリエに叙されました。

千代田テクノルの細田敏和会長
千代田テクノルの細田敏和会長
© 在日フランス大使館
千代田テクノルの細田敏和会長とローラン・ピック駐日フランス大使
千代田テクノルの細田敏和会長とローラン・ピック駐日フランス大使
© 在日フランス大使館

 
 細田氏は線量計測技術を専門とするエンジニアで、1966年に千代田テクノル社に入社しました。1996年に社長に就任、2013年より会長を務めています。細田氏の業績はフランスのさまざまな原子力関連機関に恩恵をもたらし、それらの機関と日本の産業界との距離を縮めることにもつながりました。

超高性能な線量計

 千代田テクノルはフランス放射線防護・原子力安全研究所(IRSN)に極めて高性能な線量計を供給しました。これは国際原子力機関(IAEA)により課せられた基準を満たす唯一の線量計として指定されたモデルです。これによってIRSNは線量計に関する世界最先端レベルの技術を備えることができました。細田氏はIRSNとの協定に基づいて、世界中の自社製品の流通を管理する一方、千代田テクノルを通して、フランス製品が国際規格の変化に対応するよう品質向上にも気を配っています。

フランスのさまざまな原子力関連機関で採用

 フランス国立科学研究センター(CNRS)はIRSNの推薦で、千代田テクノルの線量計を導入しました。千代田テクノルはフランスのアレバ(現オラノ)と、福島県の汚染された地域の放射能をリアルタイムで測定する「フィールド・モニタリング・ビークル(FMV)」も共同開発しました。

 細田氏は数多くの関係団体・機関を通して、放射線保護や放射線の医療応用にも取り組んでいます。同氏の企業における取り組みは、社会活動を通した数多くの貢献で際立っています。

最終更新日 30/12/2019

このページのトップへ戻る