スポンジケーキ
Le gâteau éponge
スポンジケーキの歴史をさかのぼると山岳地帯に、中でもアルプス山脈にたどり着きます。ジェノワーズの一種で、よく日持ちするガトー・ド・サヴォワの流れをくみます。簡単に作れて便利なので、船乗りがすぐに航海用の保存食に取り入れました。海綿状のふんわりとした特徴的な生地が名前の由来です。
フランス領南方・南極地域(TAAF)は1955年以来、フランスの海外領土として一つにくくられた多くの島や列島を指します。広大で驚異的な自然環境が保全される地域で、気候も厳しく、一部地域は海からしか到達できません。そうした大航海にも欠かせない食料の一つです。
スポンジケーキは砂糖を加えてふんわりと泡立てた卵黄に、小麦粉、ベーキングパウダー、泡立てた卵白を混ぜ合わせて作ります。柔らかく口当たりの軽いケーキは、レモンの皮やシナモン、オレンジの花で香りをつけたり、フルーツを添えたりしてもおいしくいただけます。
下準備30分、調理45分
6人分
- 卵5個
- 砂糖150グラム
- 小麦粉200グラム
- ベーキングパウダー1袋(約10グラム)
- 塩一つまみ
- 卵を黄身と白身に分けます。
- 黄身に砂糖を加えてふんわりとなるまでかき混ぜます。
- 小麦粉にベーキングパウダーを加え、次に②の泡立てた卵黄を加えます。
- 卵白に塩一つまみを加えて泡立て、③に優しく混ぜ込みます。
- 内側にバターを塗った型に生地を流し入れ、160度のオーブンで45分焼きます。
おすすめの付け合わせ
季節の赤いフルーツ、冬はカットしたオレンジを添えて。