フランスの郷土料理

JPEGタヒチ風魚のマリネ
Le poisson cru à la tahitienne

 新鮮さと香りがいっぱいの実に魅力的な一品で、ごく短時間でできる簡単レシピです。魚の身を薄くスライスし、ライム、玉ネギ、塩、コショウでマリネします。ココナツミルクをかける、またはすりおろしたココナツを散らせば完成です。⇒ 詳細

JPEGサモサ
Les samossas

 米や小麦の生地を折りたたんだサクサクの皮の中に、肉や魚、チーズ、野菜などで作った香り豊かな具が隠れています。サモサ、サムサ、サンボなど、呼び名はさまざま。油で揚げて前菜に、また食前酒のつまみに供されます。⇒ 詳細

JPEG舌平目のムニエル
La sole meunière

 フランス国王ルイ14世の宮廷で極めて評判が高かった舌平目は、フランス料理で最も調理される機会が多い「高貴な」魚の一つです。「ムニエル」という料理名は、小麦粉を作る職人「ムニエ」に由来します。舌平目に小麦粉をまぶして焼くことから、この名前がつきました。⇒ 詳細

JPEGクロック・ムッシュー
Le croque monsieur

 こんがり焼けたサクサクの食感で知られるクロック・ムッシューは19世紀初め、パリのカフェで生まれました。このサンドイッチは前菜として、また手早く取れる昼食のメイン料理として、フランスのブラッスリー、ビストロ、軽食スタンドの定番中の定番メニューです。⇒ 詳細

JPEGクイニャマン
Le Kouign-amann

 外は軽くキャラメル状に、中はとろけるような……。ブルトン語で「バターケーキ」を意味するクイニャマンは、ファール(やカトルカール、クレープ、有名なガレット・サブレなど、ブルターニュ地方で味わうべき数多くの名物の一つです。⇒ 詳細

JPEGティパンチ
Le ti punch

 このとても感じのいい名前の陰に、アンティル諸島のスターが隠れています。作り方の秘密は3つの典型的な材料の調和にあります。シナモンシュガーシロップとカットライムをグラスの中で一緒につぶし、有名なマルティニックラムを注ぎます。⇒ 詳細

JPEGタラのアクラ
Les acras de morue

 グアドループには、アジアとアフリカの影響が絶妙に混ざり合った独特な料理があります。アクラはこのクレオール料理の名物の一つです。肉、魚、野菜などを材料に調理される塩味の小さな揚げ物は、アンティル諸島の最も庶民的な料理で、中でもタラのアクラが一番人気です。 ⇒ 詳細

JPEGブイヤベース
La bouillabaisse

 マルセイユが本場ですが、元来は漁師料理で、漁から戻って市場で売り物にならない魚介類を使って作られました。国際的に有名なブイヤベースの高い評判は、材料や調理法が細かく正確に規定された1980年創設の憲章で守られています。⇒ 詳細

JPEG卵のココット
Les œufs cocotte

 「ココット(厚手両手鍋)で作る卵料理」と言えば、おおよその見当がつきます。レシピは簡単。内側にバターを塗った小さなココットに生クリーム、塩、コショウを入れて、卵を割り入れます。次に半分程度の高さまで水を入れた大きな深皿にココットを並べ、オーブンで焼きます。 ⇒ 詳細

JPEGソーセージのルガイユ
Le rougail saucisse

 香り高い煮込み料理で、作り方も簡単です。タイムやニンニクで香りづけした脂身の少ない、生か薫製のおいしいクレオール・ソーセージを使って、ショウガやトウガラシで軽くスパイスをきかせたルガイユが定番中の定番です。 ⇒ 詳細

JPEGピカルディー風フィセル
La ficelle picarde

 ピカルディー風フェセルはレストランのメニューでよく見かける塩味のクレープです。キノコをベースにして煮詰めたソースとハムを包み込んだクレープに、ナツメグと白コショウで香りづけした生クリームをかけ、おろしチーズを振ってオーブンで焼きます。⇒ 詳細

JPEGプティ・サレとレンズ豆の煮込み
Le petit salé aux lentilles

 プティ「サレ(塩漬け)」という名前は、豚肉をよりよく保存するために塩漬けする伝統的な製法に由来します。豚の肩甲骨肉やバラ肉などの塊を、極めて塩分濃度の高いブイヨンのような漬け汁に漬け込みます。この豚肉加工法は幅広い食材(魚、オリーブ、卵)に応用できます。⇒ 詳細

JPEGフォアグラ
Le foie gras

 ガチョウまたはカモの肝臓をベースに作られるフォアグラは、年末のパーティーの花形で、世界においてはフランス美食の代表格です。ブリオッシュ風のパンや時としてフレッシュなイチジクと一緒に、ソーテルヌ、モンバジヤック、ジュランソンなどの甘口ワインとともに味わいます。⇒ 詳細

JPEGサヴォワ風チーズフォンデュ
La fondue savoyarde

 チーズ好きにはたまらないチーズ料理の代名詞です。芳醇な香りが漂う、滑らかでとろりとした……。作り方は数種類のハードチーズをおろして、ニンニクをこすりつけたフォンデュ鍋に入れ、白ワインを加えて溶かします。⇒ 詳細

JPEGアリゴ
L’aligot

 この飛び切りおいしい一品は、フランス南部の山岳地帯にあるオーブラック地方の郷土料理で、少量のニンニクで香りづけしたジャガイモのピュレとチーズが主な材料です。上手に作るこつは、ごく薄くスライスしたチーズをジャガイモに混ぜる手間を惜しまないこと。⇒ 詳細

JPEGプティブール
Les petits-beurre

 思わずほお張りたくなるナチュラルな焼き色、レース模様の縁、丸みを帯びた角……。世界中で大好評な長方形のビスケットは、見かけは小さくても知名度は絶大です。どこにでも気軽に持ち運べるので休憩のお供に最適、子どもの定番のおやつです。⇒ 詳細

JPEGアワラのブイヨン
Le bouillon d’awara

 アワラはヤシ科の植物に房状になる実で、美しいオレンジ色をした甘みのある果実です。アワラのブイヨンは、この果実から抽出した果汁をベースに、さまざまな材料を長時間かけて煮込んだ極めて濃厚なスープです。⇒ 詳細

JPEGピティヴィエ
Le Pithiviers

 お菓子を味わう至福のとき……。ぜいたくな黄金色のピティヴィエは、サクサクとした2層のパイ生地の間に香り高いアーモンドクリームが隠れています。発祥地はオルレアンとパリの間に位置するピティヴィエ。その地名を冠した郷土銘菓です。⇒ 詳細

JPEGブーニャ
Le bougna

 ブーニャはふんだんな材料を使った香り豊かな逸品です。その調理法は実にユニークで、下ごしらえした材料にココナツミルクをかけ、バナナの葉で包んだものを、焼いた石と一緒に地中に埋めて蒸し焼きにします。⇒ 詳細

JPEGキッシュ・ロレーヌ
La quiche lorraine

 パティスリーで有名なロレーヌ地方が発祥の地で、カリッとした食感とクリーミーな味わいが絶妙にマッチしたタルトです。練り込みパイ生地をタルト型に敷き、ベーコンとおろしたグリュイエールチーズを入れ、卵と生クリームを泡立てた生地を流し込んで焼きます。⇒ 詳細

JPEGフランシュ=コンテ風ポテ
La potée franc-comtoise

 具だくさんの家庭料理ポテの名前は、元々この料理に使われていた古くからある煮込み鍋に由来します。その大きな陶製の鍋に肉をはじめ、キャベツ、カブ、セロリ、ジャガイモなどの季節野菜を入れて、香り高いブイヨンで長時間じっくり煮込みます。⇒ 詳細

JPEGアンドゥイエット
L’andouillette

トロワ産のアンドゥイエットは、シャルキュトリー好きにはたまらない、地元自慢の逸品です。正統派アンドゥイエット愛好家友好協会(A.A.A.A.A.)は、伝統製法を積極的に保護することで、確かな品質を保証するマークとして浸透しました。⇒ 詳細

JPEG仔牛肉のオリーブ煮込み
Le veau aux olives

 別名「コルシカ風」煮込みは、魅惑的な香りと柔らかい肉が特徴の煮込み料理です。最初に仔牛肉をニンニク、タマネギと炒めて焼き色をつけます。次にトマト、香草、コルシカ産の赤ワインを入れます。弱火でじっくり煮込み、最後にオリーブを加えれば出来上がりです。⇒ 詳細

JPEGエスカルゴ
Les escargots

 ブルゴーニュ産のエスカルゴは、別名「ブドウ畑のエスカルゴ」、「グロ・ブラン(大きな白)」とも呼ばれます。丁寧に下ごしらえしたエスカルゴを、香辛料を利かせたブイヨンで煮ます。それをニンニク、エシャロット、パセリで風味をつけたバターと殻に詰めるのが「ブルゴーニュ風」です。⇒ 詳細

JPEG鴨のコンフィ
Le confit de canard

 この料理はフランス南西部で特に人気が高く、おいしい保存方法として最も古くから伝わる調理法の一つです。ガチョウまたはカモの脂で煮たカモ肉を容器で保存します。ウサギやガチョウ、ホロホロチョウも、この「調理法」で保存できます。⇒ 詳細

JPEGシュークルート
La choucroute

 主な材料である発酵キャベツは白ワインと、クミンやジュニパーベリー、ローリエなどの香辛料で調理します。アルザス地方を代表する特産品(ソーセージ、ベーコン)やジャガイモを付け合わせていただきます。⇒ 詳細

JPEGスポンジケーキ
Le gâteau éponge

 スポンジケーキの歴史をさかのぼるとアルプス山脈にたどり着きます。よく日持ちするガトー・ド・サヴォワの流れをくむこのケーキは、簡単に作れて便利なので、船乗りが航海用の保存食に取り入れました。海綿状のふんわりとした生地が名前の由来です。⇒ 詳細

JPEGノルマンディー風マスのオーブン焼き
La truite à la normande

 シードル、生クリーム、海の幸……。ノルマンディー地方は郷土料理やおいしい名産品でとても有名です。「ノルマンディー風」は代表的な地元食材を使ったソースをマスにたっぷりかけて、オーブンで焼く料理です。⇒ 詳細

JPEGムール貝とフライドポテト
Les moules frites

 2つのおいしい郷土料理の組み合わせで、フランスで大人気の一品があります。ムール貝の白ワイン蒸しに、こんがりカリッと揚げたフライドポテトを添えた料理で、よく冷えたビールやアルザス産のピノ・ブランと一緒に楽しみます。⇒ 詳細

JPEGポークのコロンボ
Colombo de porc

 カレーに近いスパイス「コロンボ」は、奴隷制廃止後の19世紀にインド人労働者によってもたらされた香辛料で、アンティル諸島や仏領ギアナの郷土料理に欠かせない伝統的な要素です。⇒ 詳細
 
 
JPEGアンティル諸島のモンブラン
Mont blanc antillais

 アンティル諸島では定番のモンブラン。真っ白な雪山のようなココナツと、ほんのり香るラムが特徴です。誕生日や結婚式など、家族で集まるお祝いにもよく登場します。⇒ 詳細

最終更新日 09/09/2016

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