科学分野で活躍する日仏の女性研究者 [fr]
循環器内科医・研究者の北里梨紗博士へのインタビュー
北里梨紗博士は医師免許を取得後、心臓リモデリングの分子生物学の博士論文を執筆しました。フランスで数年間、研究に従事し、現在は循環器専門医として臨床業務に携わりながら、心血管疾患の細胞メカニズムの研究も意欲的に進めています。インタビュー全文はこちら
フランス国立科学研究センター所属の女性研究者、山田彩子博士へのインタビュー
山田彩子博士は京都大学で物理学の博士号を取得後、博士研究員としてフランスに渡り、パリ高等師範学校(ENS)とキュリー研究所で生物物理学やマイクロ流体デバイスを用いた生物工学をテーマに研究に従事しました。2017年にフランス国立科学研究センター(CNRS)に正規職員として採用され、現在はENS化学科で生物物理学と生物工学の研究に取り組んでいます。インタビュー全文はこちら
ロボット工学の研究者、ジェンチャン・ベンチャー教授へのインタビュー
ジェンチャン・ベンチャー教授は、フランスのナント中央理工科大学でロボット工学のエンジニア学位を取得しました。「Cifre(研究による職業教育の産業協定)」を利用して、ナント中央理工科大学、ナント大学、グループPSA(旧PSAプジョー・シトロエン社)と契約を結び博士論文を執筆後、フランス原子力・代替エネルギー庁(CEA)で博士研究員となり、2004年に東京大学で研究を行うことになりました。数年間の研究者生活を経て、2009年に東京農工大学で自身のロボット工学研究室GVLabを開き、同大学で教授に就任しました。2022年に東京大学へ戻ることが決まり、研究室を移すことになりました。そして同年、フィリップ・セトン駐日フランス大使から国家功労勲章を伝達されました。この叙勲はベンチャー教授の輝かしい経歴と、ロボット工学分野における日仏両国の交流強化への貢献を顕彰するものです。インタビュー全文はこちら
量子情報科学の研究を行う川上恵里加さんへのインタビュー
川上恵里加博士はマルセイユ中央理工科学校と慶應義塾大学のダブルディグリープログラムで修士課程を修了しました。その後、オランダのデルフト工科大学の博士課程で量子コンピュータの実現化に向けた研究を行い、2016年に同大学で博士号を取得しました。帰国後、沖縄科学技術大学院大学(OIST)で博士研究員として研究を続け、2020年9月からは理化学研究所(RIKEN)で自身の研究室を持ち活躍しています。インタビュー全文はこちら
第1回日仏サイエンスフォトコンテスト「科学の幽玄」審査員賞グランプリ受賞者、ソフィー・コルソン特任助教へのインタビュー
ソフィー・コルソン博士はリヨン中央理工科学校と東北大学で修士課程(ダブルディグリー)を修了し、フランス国立応用科学院リヨン校と東北大学の日仏共同指導で博士号(ダブルディグリー)を取得しました。現在、東北大学流体科学研究所で脱炭素燃料としてのアンモニアの利用に関する研究に取り組んでいます。インタビュー全文はこちら
「イノベーション」というコンセプトを人文科学の観点から、アレクサンドラ・コビルスキへのインタビュー
アレクサンドラ・コビルスキさんはフランス国立科学研究センター(CNRS)所属の研究員であり、「中国・韓国・日本」研究所(CNRS/EHESS/Université de Paris)で日本研究センターの所長を務めています。これまでの経歴とともに、2018年にヨーロッパ研究評議会(ERC)スターティンググラント助成金を獲得した「J-InnovaTech ユリイカの向こうへ:日本の第一産業化(1800年-1885年)」プロジェクトを紹介します。インタビュー全文はこちら
古典文学からディープテックスタートアップへ、上村遥子さんへのインタビュー
上村遥子さんは現在、研究技術を活用し破壊的イノベーション(ディープテック)を生むスタートアップ企業のためのインキュベーション施設で、アライアンスプロモーターとして活躍しています。文学部に進み、フランスのリモージュで1年間、古典文学を学んだユニークな経歴を語ります。インタビュー全文はこちら
レンヌ第1大学動物・人間行動学共同研究ラボの霊長類学者、ルーシー・リゲイル博士へのインタビュー
霊長類学者のルーシー・リゲイル博士は、とりわけ人間と非ヒト霊長類における性的コミュニケーションの研究に取り組んでいます。リゲイル博士が自身の研究、日本での博士課程学生や研究者としての経験、霊長類学分野における今後の課題の認識について語ります。インタビュー全文はこちら
人工生命・人工知能の研究者、ラナ・シナパヤ博士へのインタビュー
フランス国立応用科学院(INSA)リヨン校を卒業したラナ・シナパヤ博士は、ソニーコンピュータサイエンス研究所(ソニーCSL)の研究員です。シナパヤ博士はとりわけニューラルネットワーク(脳の神経回路網)を用いた錯視を研究し、生命が存在可能な惑星を予測するアルゴリズムの構築を行っています。インタビュー全文はこちら
網膜疾患分野の研究者、眼科臨床医の高橋政代さんへのインタビュー
高橋政代さんは網膜の再生医療分野で国内外から認められた著名な科学者です。世界で初めてヒトES細胞から神経網膜を分化誘導することに成功した研究チームの一員であり、2014年にはiPS細胞から作った網膜の細胞を患者に移植する世界初の臨床研究の手術を実施しました。
高橋さんは、とりわけ日仏科学セミナーを通して、長年にわたってパリの視覚研究所と強いつながりを維持しながら、この分野における日仏科学協力の発展に貢献しています。こうした積極的な取り組みが認められ、今年6月に国家功労勲章シュヴァリエに叙されました。インタビュー全文はこちら
JAMSTEC地球環境部門長、原田尚美さんへのインタビュー
原田尚美さんは海洋研究開発機構(JAMSTEC)地球環境部門長です。200人以上のスタッフを抱える部門のリーダーとして極域の環境変動と気候変動の問題に取り組む一方、総合海洋政策本部参与会議などで海洋政策に携わる任務も担っています。
原田さんはインタビューの中で、自身の学歴と職歴、初の女性隊長として参加した日本の南極地域観測隊でのフィールドワークの経験などについて語ります。インタビュー全文はこちら
人・ロボット間相互作用を日仏で研究する博士学生ヘライズ=ベッキスさんへのインタビュー
フランス人のダフネ・ヘライズ=ベッキスさんは博士課程最終学年の学生です。フランス国立科学研究センター(CNRS)と日本の産業技術総合研究所(産総研、AIST)によって設立された国際共同研究組織「AIST-CNRSロボット工学連携研究ラボ(JRL)」で博士課程を始め、現在はフランスのモンペリエ大学情報学・ロボティクス・マイクロエレクトロニクス研究所(LIRMM)で総仕上げに取り組んでいます。日本とフランスで進めている研究のテーマは、人とロボットとのインタラクション(相互作用)です。
ヘライズ=ベッキスさんはインタビューの中で、これまでの経歴、博士課程を始めるための契約に至る道のり、日仏共同研究ラボの研究者としての経験について語ります。インタビュー全文はこちら