山本耀司氏が芸術文化勲章を受章 [fr]

 ファッションデザイナーの山本耀司氏が10月3日、パリのフランス文化・通信省でフレデリック・ミッテラン文化・通信大臣から芸術文化勲章コマンドゥールを授与されました。

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山本耀司氏とフレデリック・ミッテラン文化・通信大臣

 山本耀司氏はファッションの世界に入る前に、弁護士になろうと慶応大学法学部を卒業しました。しかし適性が異なることを認識し、文化服装学院に入学。パリに渡って、ルロンのアトリエで修業しました。日本に帰国後、1971年に自らのブランドを立ち上げ、翌年、主力ウィメンズライン「ワイズ(Y’s)」を設立。1977年、東京コレクションにデビューして成功、1979年にはメンズの新ライン「ワイズ・フォーメン」を設立しました。1981年、パリ・プレタポルテコレクションにデビュー、フランスでも認められました。

 1982年、ニューヨークでコレクションを開催。最初のブティック「スーパーポジション」を1985年に青山にオープンし、続いてロンドン、ニューヨークと店舗を展開しました。2002年、オートクチュール・コレクションを発表し、このときの作品はパリのヨーロッパ写真館で開催された「ヨウジヤマモト メイ・アイ・ヘルプ・ユー?」展で公開されました。1999年、アメリカファッションデザイナー評議会から国際賞を受賞。代表作90点を一堂に集めた回顧展が2005年、パリのモード・テキスタイル美術館で開催されました。

最終更新日 10/01/2012

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