小松一郎内閣法制局長官がレジオン・ドヌール勲章を受章 [fr]

 元駐フランス大使の小松一郎内閣法制局長官が12月13日、クリスチャン・マセ駐日フランス大使により、レジオン・ドヌール勲章コマンドゥールに叙されました。

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元駐フランス大使の小松一郎内閣法制局長官
© Ambassade de France au Japon

 小松氏は一橋大学法学部から1972年に外務省に入省しました。フランスの地方都市(グルノーブル、エクス=アン=プロヴァンス)に2年間にわたり語学留学後、パリの在フランス日本国大使館で外交官としての第一歩を踏み出しました。その後、スイス、韓国、アメリカ、再びスイスに赴任し、2011年11月に駐フランス大使に就任しました。

 こうした国際的キャリアと並行して、外務省の条約局法規課長、同局条約課長、大臣官房外務参事官、同審議官、欧州局長(2003-2005年)、国際法局長(2005-2008年)などを歴任。国際法に造詣が深い有数の専門家として、今年8月に安倍晋三総理大臣により内閣法制局長官に任命されました。

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マセ大使と小松内閣法制局長官
© Ambassade de France au Japon

 駐フランス大使時代に日仏関係の深化に積極的に取り組み、中でも今年6月6日から8日に行われたフランソワ・オランド大統領の国賓訪日で、準備作業に大きな手腕を発揮しました。ジャック・シラク大統領が国賓として日本を訪問した1996年以来、17年振りとなった今般の国賓訪日では、日仏の信頼関係が特別な性格を帯びていることが示されました。

 大統領訪日の準備期間中、小松氏はとりわけ日仏共同声明「安全保障・成長・イノベーション・文化を振興するための特別なパートナーシップ」と付属文書「日仏間協力のためのロードマップ」の策定作業で重要な役割を果たしました。ロードマップには、国際の平和と安定、成長と雇用、持続可能な開発の3つの主要分野で両国間のパートナーシップを強化するため、進めるべき行動が盛り込まれています。

最終更新日 17/01/2019

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