W20共同代表の吉田晴乃氏が死去 [fr]

 ローラン・ピック駐日フランス大使は7月9日、W20共同代表の吉田晴乃氏の訃報を受けて、追悼のメッセージを発表しました。

 「G20サミットに向けた提言を行うウィメン20(W20)共同代表の吉田晴乃氏の55歳という若さでの突然のご逝去の報に接し、強い衝撃を受けました。この誠につらい状況において、ご家族と近しい方々に対し、フランスからの友情と連帯の意を捧げます。

 カナダ、米国、そして日本で築き上げたキャリアを通じ、吉田氏は職場における男女平等を推進すべく一貫して努力してこられました。女性として初めて日本経済団体連合界審議員会副議長の地位に就かれた方です。その素晴らしいご功績は、国内・海外問わず多くの女性の方々に影響を及ぼすことでしょう。

 去る6月29日、G20大阪サミットでは、賃金や雇用へのアクセスの格差解消、あらゆる形態のハラスメントや暴力の根絶、さらには世界中の子女の教育支援など、男女平等に関する明確な目標が採択されました。これもひとえに吉田氏を始めとするW20の方々によるたゆまぬ働きかけのおかげです。政府のさらなる取り組みの必要性に関する市民社会、とりわけ日本の市民社会からの強いメッセージを打ち出すことができました。

 8月末にG7ビアリッツ サミットを迎えるフランスは、吉田氏が行って来られた闘いを引き継ぎ、男女平等に向けた国際的な動員を断固として継続し、拡充していく所存です」

ローラン・ピック
駐日フランス大使

最終更新日 10/07/2019

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