フランスのチーズ
フランスのチーズの種類
Les grandes familles des fromages français
フランスは300種類のチーズの国と呼ばれます。種類豊富なチーズですが、硬さや表皮の含有量によって、白カビ軟質チーズ、非加熱圧搾チーズ、硬質チーズなど、いくつかに大別できます。フランスの主要なチーズの特性を紹介します。⇒ 詳細
カマンベール・ド・ノルマンディー
Le Camembert de Normandie
カマンベール・ド・ノルマンディーは単なるチーズではありません。フランス美食のシンボルの一つです。1983年に取得された原産地名称統制(AOC)によって、原産地のノルマンディー地方では、生乳と型詰め用レードルを使用する伝統製法が守られています。⇒ 詳細
シェーヴル
Les Chèvres
シェーヴルはヤギ乳から作られるフランスのチーズです。ヤギの生乳だけで作られるケルシー地方の平たい小さなチーズ「ロカマドゥール」、旧ベリー地方の歴史あるシャヴィニョル村原産の「クロタン・ド・シャヴィニョル」。どちらもチーズ好きにはたまらない逸品です。⇒ 詳細
コンテ
Le Comté
フランス人が大好きなチーズの一つであるコンテは伝統的にジュラ県で製造され、1952年にAOC(原産地名称統制)に認定されました。熟成には120日以上かかり、その間にコンテは定期的に「裏返され」、「みがかれ」ます。⇒ 詳細
ロックフォール
Le Roquefort
国際的にも評価の高いロックフォールは、中央山塊南部のアヴェロン県で、羊の生乳のみで製造されます。1925年にフランスで初めて原産地名称(AO)に認定されました。ねっとりしたなめらかな食感、繊細で明確な味わい、かすかに青カビの香りがする極めて独特な芳香が特徴です。⇒ 詳細
ヴァシュラン・モン・ドール
Le Vacherin - Mont d’Or
冬の名物ヴァシュランは、お祝い料理にぴったりで、ルイ15世の食事にも華を添えていました。元々グリュイエールやコンテを製造した余り物で作られていた伝統が脈々と受け継がれ、他にはない特別なチーズとなりました。⇒ 詳細
ブリー・ド・モー
Le Brie de Meaux
細かい白カビで覆われた表皮と柔らかい身のブリー・ド・モーは、牛の生乳を原料とした「極上のチーズ」です。扁平な円筒形(直径35~37センチ、厚さ2.5センチ)で、脂肪分は45%です。生産地のパリ盆地東部には、手作り製法の伝統が息づいています。⇒ 詳細
ボーフォール
Le Beaufort
ミルクの香りとねっとりとした食感で極めて評価の高いボーフォールは、際立って特徴的な風味でありながら強烈さのないチーズです。急斜面の多い高地で気候も厳しい産地は、名前の由来となったボーフォルタン峡谷をはじめ、サヴォワ地方の複数の峡谷にまたがっています。⇒ 詳細
サレール
Le Salers
美しい田舎で作られる個性的なチーズは、オーヴェルニュ高原の素朴で力強い息吹を食卓に運びます。乳酸発酵の香りと十分なミルクの風味、スパイシーでコクのある独特な味わい、黄金色の厚い表皮が特徴です。⇒ 詳細