バガッド・ド・ラン=ビウエが11月に再来日 [fr]

 ブルターニュ伝統音楽を演奏する有名な軍楽隊「バガッド・ド・ラン=ビウエ」が11月9日から25日まで、再来日しました。

横須賀製鉄所(造船所)創設153周年記念式典(2018年11月10日)
横須賀製鉄所(造船所)創設153周年記念式典(2018年11月10日)
© 在日フランス大使館
横須賀製鉄所(造船所)創設153周年記念式典(2018年11月10日)
横須賀製鉄所(造船所)創設153周年記念式典(2018年11月10日)
© 在日フランス大使館
横須賀製鉄所(造船所)創設153周年記念式典(2018年11月10日)
横須賀製鉄所(造船所)創設153周年記念式典(2018年11月10日)
© 在日フランス大使館
横須賀製鉄所(造船所)創設153周年記念式典(2018年11月10日)
横須賀製鉄所(造船所)創設153周年記念式典(2018年11月10日)
© 在日フランス大使館
第1次世界大戦戦没者追悼式、フランス大使公邸(2018年11月11日)
第1次世界大戦戦没者追悼式、フランス大使公邸(2018年11月11日)
© 在日フランス大使館
第1次世界大戦戦没者追悼式、フランス大使公邸(2018年11月11日)
第1次世界大戦戦没者追悼式、フランス大使公邸(2018年11月11日)
© 在日フランス大使館
第1次世界大戦戦没者追悼式、横浜外国人墓地(2018年11月11日)
第1次世界大戦戦没者追悼式、横浜外国人墓地(2018年11月11日)
© 在日フランス大使館
フランス人航海家ラ・ペルーズによる宗谷海峡(ラ・ペルーズ海峡)の発見と、日本人航海家の間宮林蔵の遺徳を記念する式典 北海道稚内市(2018年11月14-15日)
フランス人航海家ラ・ペルーズによる宗谷海峡(ラ・ペルーズ海峡)の発見と、日本人航海家の間宮林蔵の遺徳を記念する式典
北海道稚内市(2018年11月14-15日)
© 稚内市役所
フランス人航海家ラ・ペルーズによる宗谷海峡(ラ・ペルーズ海峡)の発見と、日本人航海家の間宮林蔵の遺徳を記念する式典 北海道稚内市(2018年11月14-15日)
フランス人航海家ラ・ペルーズによる宗谷海峡(ラ・ペルーズ海峡)の発見と、日本人航海家の間宮林蔵の遺徳を記念する式典
北海道稚内市(2018年11月14-15日)
© 稚内市役所

 
 ブルターニュ地方、フランス海軍、ひいてはフランスを体現する軍楽隊「バガッド・ド・ラン=ビウエ」(以下、バガッド)は今春、シンガポールとマレーシアも訪問しました。初来日は20年前にさかのぼります。今回の来日は、日仏交流160周年の祝賀ムードに華を添えることが目的でした。滞在中、11月11日の戦没兵士追悼式をはじめ、第1次世界大戦休戦100周年記念式典、日本武道館で開催される自衛隊音楽まつりなどに参加しました。

 日仏交流140周年と「日本におけるフランス年」の開幕に合わせて初来日してから20年、高い知名度と認知度を誇るバガッド・ド・ラン=ビウエは11月、全国各地のさまざまなイベントに参加しました。

  • 11月10日(土):横須賀製鉄所(造船所)創設153周年記念式典
  • 11月11日(日):第1次世界大戦の戦没者追悼式、フランス大使公邸(20人編成のバガッド)と横浜外国人墓地(バグパイプ奏者2人)
  • 11月11日(日):12時30分より東京・青山で「Japan Peace Festival 2018 in 青山まつり」のパレードに参加、14時30分より六本木ヒルズ森タワーの広場で演奏
  • 11月14日(水)、15日(木):フランス人航海家ラ・ペルーズによる宗谷海峡(ラ・ペルーズ海峡)の発見と、日本人航海家の間宮林蔵の遺徳を記念する式典、北海道稚内市(バグパイプ奏者2人)
  • 11月21日(水)~23日(金・祝):自衛隊音楽まつり、東京・九段下の日本武道館(20人編成のバガッド)

1998-2018年、バガッド・ド・ラン=ビウエと日本の友好20年

JPEG - 220.1 kb
1998年に初来日したバガッド・ド・ラン=ビウエ

 バガッド・ド・ラン=ビウエ(以下、バガッド)は1952年、ブルターニュ地方南部のロリアン市にある同名の海軍航空基地で結成されました。当初はフランス海軍の海上哨戒機が配備されるこの基地の隊員で、ブルターニュの伝統的な音楽の愛好家が集まる小さなサークルでした。

 結成から66年を経る中で、バガッドは海軍を代表する軍楽隊になりました。その音楽はブルターニュの文化とケルトの伝統に深く根差すとともに、フランス海軍のはつらつとした性格を体現しています。その響きは演奏旅行を重ねるにつれて、さまざまな音やリズムで豊かさを増し、風や海を歌った曲を通して世界中を魅了しています。バガッドは「ビニウ」と呼ばれる小型バグパイプ、「ボンバルド」と呼ばれるオーボエに近い管楽器、スネアドラム、打楽器で構成されます。フル編成の演奏では、サクソフォーンやクラリネットも加わります。

 ブルターニュ地方でも名高い複数の楽団からオーディションで選ばれた最も優秀な約30人の若手音楽家で編成されるバガッドは、ペン=バガッドと呼ばれる隊長の指揮のもと、フランス内外で年間を通じて演奏活動を行っています。第5共和政下のほとんどの大統領が、バガッドのゲストブックに記帳しました。

 バガッドは1998年、日本におけるフランス年の開幕に合わせ、ジャック・シラク大統領に同行して初来日しました。この機会に、パリのシーニュ島からお台場海浜公園に期間限定で移設された自由の女神像の前で演奏を披露しました。以来、バガッドは日仏関係を祝う記念行事に参加するようになりました。ブルターニュ地方、フランス海軍、ひいてはフランスを体現するバガッドは、毎年7月14日にパリのシャンゼリゼ通りで行われるフランス革命記念日のパレードに定期的に参加しています。

最終更新日 17/01/2019

このページのトップへ戻る