金沢市の山出保市長がレジオン・ドヌール勲章を受章 [fr]

 石川県金沢市の山出保市長が5月10日、フランス大使公邸で行われた叙勲式で、フランス・ナンシー市のアンドレ・ロシノ市長より、レジオン・ドヌール勲章シュヴァリエに叙されました。ロシノ市長は5月12日に金沢市で開幕した第2回日仏自治体交流会議に出席するため、フランス側の18自治体代表者の1人として来日しました。金沢市とナンシー市は1973年に姉妹都市提携を結んで以来、活発な活動を続けています。

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左から、ナンシー市のアンドレ・ロシノ市長、金沢市の山出保市長、フィリップ・フォール駐日フランス大使 © Ambassade de France au Japon

 山出保市長は1931年金沢市に生まれ、金沢大学法学部を卒業、1990年金沢市長に初当選、現在5期目を務めています。山出市長は長い伝統と極めて優れた文化遺産を誇る金沢市を、21世紀の現代性の中に位置づけるべく長年にわたり尽力しました。この文化遺産に新しい息吹を吹き込む取り組みは、科学、産業、文化(2004年開館の金沢21世紀美術館など)各方面で新しい相乗効果を生み出しました。その結果、金沢市は2009年にユネスコ・クラフト創造都市ネットワークに登録されました。

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山出市長夫妻と、金沢21世紀美術館の国際アドバイザーを務めるフランソワーズ・モレシャン氏 © Ambassade de France au Japon

 山出市長は地元への思いを大切にすると同時に、グローバルな経済社会問題において地方自治体が果たす役割の重要性を認識し、2003年から2007年まで会長を務めた全国市長会の活動にも熱心に取り組みました。

 さらに、金沢市とナンシー市の姉妹都市提携の活性化にも力を注ぎました。両市は現実に根ざした独自性の高い建設的なプロジェクトを進め、協力分野は大学、文化、芸術、医療など多岐にわたります。山出市長の尽力のおかげで、金沢市とナンシー市は、定期的かつ持続的に活発な交流を続ける模範的な姉妹都市となっています。

最終更新日 17/01/2019

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