5月はLGBT月間 [fr]
在日フランス大使館とアンスティチュ・フランセ日本は、5月7日(日)、14日(日)、17日(水)に開催される3つのイベントを通してLGBT(性的少数者)に光を当てます。
東京レインボープライド2017
LGBTの祭典「東京レインボープライド2017」が5月7日(日)、東京・渋谷区の代々木公園で開催されました。フランス大使館とアンスティチュ・フランセ日本は、今年もヨーロッパ連合(EU)のブースに出展し、イベントへの支持を表明しました。
詳細は東京レインボープライド公式HPをご覧ください。
フランス大使館は本日、EU各国の仲間や団体とともに「東京レインボープライド2017」に参加しています。#EU4HumanRights #EU4Diversity #TRP2017 pic.twitter.com/iTJBPAZvs9
— フランス大使館 (@ambafrancejp_jp) 7 mai 2017
日仏討論会「多様性を考える」
フランス大使館とアンスティチュ・フランセ日本は5月14日(日)、LGBTをテーマとする映画上映会と2つの討論会を明治大学と共催で開催します。第1討論会「同性婚への道:日仏の視点から」は10時から12時30分まで、第2討論会「トランスジェンダーの人々の社会の中での居場所」は14時から16時まで。
これらの討論会は明治大学駿河台キャンパス・グローバルフロント1階グローバル・ホールで開催されます。日仏同時通訳あり。入場無料。
詳細はアンスティチュ・フランセ東京公式HPでご確認ください。
ティエリー・ダナ駐日フランス大使のメッセージ
10億人近くが今日、同性婚が認められている国で暮らしています。フランスは2013年以来、同性婚が認められています。日本でも、結婚の平等のために声を上げる市民が増えています。こうした背景の中、日仏討論会「多様性を考える」が5月14日、明治大学で開催されます。私たちが招待した3人の著名フランス人―フランス初の同性婚をした男性活動家、同性両親の家族を弁護した女性弁護士、独立系サイト「オプセルヴァトワール・デ・トランジダンティテ」の女性共同創設者―が、日本の区長、活動家、弁護士と対話します。
日本とフランスは、民主主義的価値観や人権という価値観を共有しています。なかでも自由、平等、尊厳が挙げられます。私たちは明治大学がホモセクシャル、レズビアン、トランスジェンダーを快く迎えるキャンパスになろうとしていることを嬉しく思います。それとともに、沖縄から札幌まで、全国各地で現在さかんに行われている数多くのイニシアティブが、世界の注目が日本に集まる2020年オリンピック・パラリンピック競技大会までに、全国の共感を得るよう願っています。
5月17日は、国際反ホモフォビア・トランスフォビアの日です。フランスではすべての人のための結婚が合法化されましたが、この記念日の意義は失われていません。というのも、差別がすぐに消えるわけではないからです。気を緩めることなく、ホモセクシャル、レズビアン、トランスジェンダーに対する差別と絶えず闘うことが、私たち一人ひとりの役目です。しかしこの問題が十分に論じられていない現状を踏まえ、私たちは討論会のテーマに加えたいと考えました。
男女平等をはじめ、出自が異なる人、別の性自認または性的指向を有する人、障害者などに対する配慮や開放性は、社会にとって有益にしかなり得ません。というのも多様性は豊かさ、私たちを結びつける豊かさだからです。
国際反ホモフォビア・トランスフォビアの日
国際反ホモフォビア・トランスフォビアの日は、毎年5月17日に祝われる記念日です。フランス外務・国際開発省と在日フランス大使館も参加します。
「International Day Against Homophobia and transphobia」の頭文字「 IDAHO(アイダホ)」の呼称で知られるこの日は、2006年に制定されました。フランスは2008年5月17日、性的指向や性自認に基づく人権侵害の防止に積極的に関与する立場から、この日を正式に認めました。