ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2019「ボヤージュ 旅から生まれた音楽(ものがたり)」 [fr]
世界最大級のクラシック音楽祭「ラ・フォル・ジュルネTOKYO」が5月3日(金・祝)から5日(日・祝)まで、東京・丸の内の東京国際フォーラムをメイン会場として開催されます。今年のテーマは「ボヤージュ 旅から生まれた音楽(ものがたり)」です。
「いつの時代にも、作曲家たちは新たなインスピレーションを求めて異国の地を目指しました。彼らは、異文化から吸収したさまざまな刺激を、自分たちの創作に取り入れたのです。音楽祭の中では、作曲家たちの旅の軌跡を多彩なプログラムと共にご紹介いたします。
一例を挙げれば、18世紀には、モーツァルトがヨーロッパ中を旅しながら名作の数々を遺し、晩年のハイドンもロンドンで暮らしながら一連の交響曲を発表しています。そして、ロマン派を代表する「旅人」と言えばリストでしょう。真の「コスモポリタン=世界市民」であったリストは、イタリア滞在中に得たインスピレーションを《巡礼の年:第2年「イタリア」》に昇華させました。また、ラヴェル(《スペイン狂詩曲》)やシャブリエ(狂詩曲《スペイン》)も、スペインにちなんだ美しい音楽を残しています。
このように、今回のLFJでは、さまざまな時代の作曲家たちが旅先で得た刺激の下に書き上げた名作の数々が主役となって、音楽祭を華やかに彩るのです」
ルネ・マルタン
開催概要
ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2019「ボヤージュ 旅から生まれた音楽(ものがたり)」
会期 2019年5月3日(金・祝)~ 5日(日)
場所 東京国際フォーラム(〒100-0005 東京都千代田区丸の内3-5-1)とその周辺
詳細 ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2019公式ホームページ
ルネ・マルタンの一押しプログラム
エクトル・ベルリオーズ『イタリアのハロルド』
若き日のベルリオーズによって書かれた交響曲の傑作の一つ『イタリアのハロルド』。フランスはもちろん世界で活躍するヴィオラの巨匠、ジェラール・コセが出演。
日時 2019年5月3日(金)11:30~12:15
ヴィオラ ジェラール・コセ
オーケストラ タタルスタン国立交響楽団
指揮者 アレクサンドル・スラドコフスキー
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セルゲイ・プロコフィエフ『ピアノ協奏曲第3番』
プロコフィエフが長期滞在先のフランスサン=ブレバン=レ=パンで書いた作品。1921年12月16日にシカゴで行われた世界初演は大成功を収めた。
日時 2019年5月4日(土)17:00~17:50
ピアノ アレクサンダー・ガジェヴ
オーケストラ ウラル・フィルハーモニー・ユース管弦楽団
指揮者 エンへ
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ミクロコスモス『La Nuit dévoilée ヴェールを剥がれた夜』
20~21世紀の作曲家12人の音楽を通して、夜の夢のような神秘的な世界に誘うプログラム。
日付 2019年5月4日(土)17:00~18:00
合唱 ミクロコスモス
指揮者 ロイック・ピエール
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