貧困問題をめぐる日仏対話、京都と東京で開催 [fr]
日仏討論会「子供の貧困:ひとり親家庭は、どうすればこの悪循環から抜け出せるのか?」が12月14日(土)に京都で、メラニー・ウルス氏による講演会「日本における貧困問題の認識とその変遷」が16日(月)に東京で開催されます。
貧困問題は長年タブー視され、表面化しませんでしたが、10年ほど前から日本でもメディアに取り上げられるようになりました。不平等を悪化させるこの状況を食い止めるために行動を起こすことは、フランスと同様に日本でも喫緊の課題です。子どもの貧困は先進国も例外ではなく、中でも最も大きな打撃を受けているのがひとり親家庭です。フランスでも日本でも、家庭への就労支援と託児施設の拡大を組み合わせた仕組みづくりが進められているほか、イニシアティブも立ち上げられています。
日仏討論会「子供の貧困:ひとり親家庭は、どうすればこの悪循環から抜け出せるのか?」が12月14日(土)午後、アンスティチュ・フランセ関西-京都で開催されます。研究者の川野英二氏(大阪市立大学文学研究科教授)とメラニー・ウルス氏(トゥールーズ大学准教授)、市民社会アクターの徳丸ゆき子氏(大阪子どもの貧困アクショングループ代表)とローランス・コズ氏(フランス教育・市民活動研究所所長)をパネリストに迎えて、この問題をめぐる現状を概観するとともに、フランスと日本で模索される解決の道筋について意見を交換します。本討論会(日仏同時通訳付き)を後援する朝日新聞社の記者、中塚久美子氏が司会を務めます。
研究者のメラニー・ウルス氏は16日(月)夜、東京の日仏会館で「日本における貧困問題の認識とその変遷」と題する講演(日本語逐次通訳付き)を行います。本講演会の司会は、地理学者ソフィー・ビュニク氏(日仏会館・フランス国立日本研究所)が務めます。
これら2つのイベントと、アンスティチュ・フランセ日本が東京の台湾文化センターとの共催で開催するラウンドテーブル「今日の人権の普遍的価値に向けどのような挑戦がされているのか?」は、世界人権デー(12月10日)が祝われる12月に、さまざまな経験を交換し、解決の道筋をめぐり意見交換を行う良い機会となります。
大勢の皆さまのご来場をお待ちしています。
開催概要
日仏討論会「子供の貧困:ひとり親家庭は、どうすればこの悪循環から抜け出せるのか?」
日時 2019年12月14日(月)14:00~16:00
会場 アンスティチュ・フランセ関西-京都、稲畑ホール(〒606-8301 京都市左京区吉田泉殿町8)
入場無料・日仏同時通訳付き
詳細 アンスティチュ・フランセ関西公式ホームページ
主催 アンスティチュ・フランセ関西
後援 朝日新聞社
メラニー・ウルス氏による講演会「日本における貧困問題の認識とその変遷」
日時 2019年12月16日(月)18:30~20:30
会場 日仏会館、601号室(〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿3-9-25)
言語 日本語逐次通訳付き
入場無料・要事前申し込み
詳細と事前申し込み 日仏会館公式ホームページ
共催 在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、日仏会館・フランス国立日本研究所